地域通貨人宣言!

おはようございます、地域通貨研究所です(^^)/
協同組合人という言い方がありますが、同様に、地域通貨人という表現があってもいいでしょう。それで、私は、地域通貨人宣言をします(^^;
地域通貨人とは、複数地域通貨に自分を開き、既存の共同体や新たに形成される共同体を尊重し、円が表現する資本制経済の価値観とは異質の「スロー(ゆっくり)」な価値観を尊重する人間のことです。^^
地域通貨人は、ナマケモノ倶楽部が言うような「ナマケモノ」でもあるでしょう。複数地域通貨を使うことで、自然に倫理的になり、「ナマケモノ」になってしまう(^^)/ そんな事態を予想しています。

「円があるのに、何故地域通貨が必要なのか分からない」「そもそも地域通貨とは何かが分からない」「地域通貨はもう古い(流行遅れ)なのでは?」といった声を耳にします。尤もな疑問だと思います。
協同組合に置き換えて考えれば、「株式会社があるのに、何故協同組合が必要なのですか」「そもそも協同組合とは何かが分からない」「協同組合はもう古い(流行遅れ)なのでは?」という問いと等価だと思います。
資本制市場経済とは異なるオルタナティヴ経済を構築しようという試みが、無理解に晒されるのも、無理はないのかもしれません。

「円」や「株式会社」で表現される既存の資本制市場経済の秩序でうまくやれている人は、複数地域通貨や協同組合の意義を感じないかもしれません。資本主義(自由主義)でうまくやっているよ、これ以上何が必要なの? というわけです。それも分かります。しかし、資本制市場経済は、果たしてそんなにうまくいっているのでしょうか。
グローバル経済の弊害を、よく耳にします。投機や金融の混乱が、世界経済に打撃を与えているといったニュースを、頻繁に耳にします。そうしたグローバル化の弊害をなくしていくには、スローでローカルな世界、価値観を大事にする必要があるのではないでしょうか。

言い方を変えましょう。核家族以外の共同体は、既に、ほとんどが壊れています。資本主義のグローバル化によって壊されてきたといっても過言ではありません。だから、現時点で共同体やムラを批判しても、空を撃っているようなもので、意味がありません。必要なのは、共同体やムラを開かれたかたちで再建すること、回復することではないでしょうか。それは、「人間回復の経済学」でもあります。また、アソシエーションというのも、失われた共同体の回復という意味なのです。

地域通貨人や協同組合人は、共同体(コミュニティ)や協同・連合(アソシエーション)の創出のために、知恵を絞ります。人と人とが、人間的な仕方で、「緩く」繋がっていくこと。それがさしあたっての目標です。

そういうわけで、皆さんも地域通貨人になりませんか? 地域通貨をやってみませんか? というお誘いです(^^; 長文大変失礼致しました。^^