「ルネッサンス研究所設立趣意書」より

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私たちはつまり、「政治革命」論者でも「社会革命」論者でも、ましてコスモポリタンな「世界共和国」論者でもない。そんなプランが時代遅れになってしまったところに今日の政治課題を見定めつつ、近代の歴史に再定位しようとするにすぎない。ゆえにまた、私たちは政治集団ではない。政治課題が不在であるところに、どのようにして政治集団が出現しうるというのか。政治課題を政治課題とするのは歴史的に形成された「広汎な大衆」の仕事でしかない。ただ、「広汎な大衆」が政治的階級形成を遂げるうえで利用可能な機関であってほしいと願うのみであり、そうした主観的願望を体現する名として、私たちは「研究所」を名乗る―立ち上げることを選んだ。私たちは「革命的」な機関でありたいと望むが、それは革命の意味が「普遍的な批判であること、したがって革命そのものの批判であること」(マルクス)にあるからである。つまり私たちの「研究対象」をあらかじめ限定するものはなにもない。それを決めるのは、私たちになにかをさせたいと思う利用者のほうであり、私たちとしてはただ、〈共産主義〉の理念を利用者とともに、実践的な「問い」として今・ここに出現させる装置でありたいと願うのみである。


そうですか。私は、「コスモポリタンな『世界共和国』論者」なので該当しないな(笑)。
と言いつつ賛同メール送ってしまったよ。