虫も殺さぬ温厚な人?

Ustreamでmelonmaedaさんが私のことを、基本、虫も殺さぬ温厚な人ですよ、と言ってくれたのだが、そうなのかもしれないが、政治や宗教など人間の幻想性(観念性といってもいい)の恐ろしいところは、そのような一見、温厚そうに見える人が、凶暴化することだ。例えば連合赤軍事件を想起してもいいと思うが、彼・彼女らは凶暴だから同志殺しに手を染めたのか? そうとは思えない。特定の状況に身を置いた時に、温厚だった人が凶暴になってしまうのだと思う。そういう意味で、凶行は、自分がやっていてもおかしくない。自分は偶然、やっていないだけだ。そういうふうに考えると、親鸞の思想に近付く。自分の心が善いから殺さぬのではない、というような。