祖母とチロの夢

大分県に長期旅行でいる。死んだはずの祖母の家で、死んだはずの犬(チロ)がおり、いずれも要介護である。従兄弟・従姉妹が出てきて、誰が祖母を介護するのかという話になる。私は、姉(実際には、私には姉はいない)が店をやりながらここに住んで祖母を介護すれば良い、と言う。すると祖母が怒って、そんなこと言ってもおまえも商売に失敗し続けてきたじゃないか、Cafe LETSとか、と言う。
飛行機か新幹線の乗り換えが必要だがうまく乗り換えられない。倉庫の仕事で一緒だったおばさんが乗客として出てくる。
そういう長い夢を見た。死者が二人、正確には一人と一匹出てきたというのは、お迎えだろうか。
芸音の会員さんで、癌になったという人がいて、その時彼女は、亡くなった親戚一同が出てくる夢を見たのだという。お迎えに来たのかと思った、と彼女は語ったが、彼女はそのときは死ななかった。まだ生きている。
夢に現れる懐かしい死者達──どう解釈すればいいのか、よく分からない。
ちなみに祖母の名前は、攝津ミキであった。私が大学院くらいのときに亡くなったと記憶している。