神秘体験〜続き:代償

私の神秘体験っつーのは、要するに自慰行為の代償物なんではないかと。
私、精神科の薬物で、性的不能なんですね。で、恥ずかしながらオナニーもできない。勃起もしないし、射精もできない。しかし、性的精神的に健全な人が自慰においてやることを、私は、文章とか音楽で代償しているんじゃなかろうか? と自分で思うわけでして。
神秘体験、霊的体験の根幹に性的なものを想定しても、宗教的体験の本質は揺るがない。ウィリアム・ジェイムズの『宗教的経験の諸相』が暗黙にフロイトを想定して反批判していますね。私も、そう思うのです。近現代においては、バタイユが大事だと思いますが、十分解読できていません。

宗教的経験の諸相 上 (岩波文庫 青 640-2)

宗教的経験の諸相 上 (岩波文庫 青 640-2)

宗教的経験の諸相 下 (岩波文庫 青 640-3)

宗教的経験の諸相 下 (岩波文庫 青 640-3)