リベラリズムとアナーキズムの差異

議会制民主主義で選ばれた政府を、正統・合法的なものと看做すか、ブルジョア独裁の表現と看做すか。
アナーキズムが無「政府」主義と訳されるのは問題があると以前書いたが、確かに無「政府」主義ではあるのだ。統治権力、政治的国家の死滅を理念とするという点で。
だが、「政治的国家」は揚棄できても、「社会的国家」の問題は残る。つまり、日常生活を営むのに必要最低限の事柄をどうするか、という倫理的、経済的問題。プルードン