インポの女王様
と或る同性愛者の批評家が、ジル・ドゥルーズに悪意に満ちた手紙を送り、その中でドゥルーズのことを「インポの女王様」と呼んだ。ドゥルーズの応答は『記号と事件』にある。
まあそれはいいとして、私は不能(インポテンツ)である。
ということは、例えばファシズムに顕れる享楽=ジュイッサンスに対して冷感症だということではないか?
性的・政治的熱狂を知らない冷感症の女、それが私ではないか?
- 作者: ジルドゥルーズ,Gilles Deleuze,宮林寛
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 文庫
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