今日の読書

ジル・ドゥルーズの『ニーチェと哲学』を河出文庫で少し。ベルクソンの『物質と記憶』を原書でちょこっと(PUF)。ドゥルーズの『スピノザと表現の問題』を原書でちびっと。
ドゥルーズニーチェはいいんだが、ニーチェは本当はもっとヤバい思想家なんじゃないのか、というのがニーチェそのものを(翻訳で)読みながら思うこと。
現代思想の源泉、みたいな扱いのニーチェは何か、毒が消されていると感じる。ニーチェには本当は毒が一杯あったんじゃないの?
ドイツ語は読めないから、『権力への意志』をちくま学芸文庫で読み始めるが、ヤバい感じ満載です。
ベルクソンフッサールウィリアム・ジェイムズは普通の哲学者だよね。だけれども、ニーチェには異例性を感じる。哲学そのものの地盤を揺り動かし不安にするような問い掛けがある。「真理への意志」を批判的に問い直す『善悪の彼岸』などその最たるものだろう。

アル・ヘイグ『ア・ポートレイト・オブ・バド・パウエル』から『バド・パウエルの肖像ライブ』。