不義理な私

NAMが解散してから、柳原さんは遺伝子組み換え稲反対運動にコミットするようになり、私はホームページのアップ係を頼まれていた。
しかし、精神病で体調が悪い時、突如放り出して逃げてしまった。MLをやめて連絡を絶った。
不義理で柳原さんには申し訳ないとは思うけれども、自分を優先しないといけないし、それに正直言って、私には遺伝子組み換えにそれほど興味がない。
環境問題や農などに興味関心が持てない。
これは意識というか主観性の問題だと思うんだけれども、エコな人々が増えているが、そうなれない人もいる。私には、どうしても無理だ。ナマケモノ倶楽部やレインボーリングなどに入ってもみたが、無理だった。私は人間や自然への優しさや共感性が乏しいのだろうと思う。
私は今、音楽と文学(といっても小説とも随筆ともつかないもの)に没頭しており、政治や経済、倫理とは無縁である。そうあるよりほかないのだ。それこそ私にとっての根本的な格率である。自分が打ち込むべきことに打ち込むべしという。他のことには目もくれるなという。酷い奴だと自分で思うが、仕方がない。