パリのジャムセッション

母親から、高校生にドラムソロをフィーチャーした演奏をと言われ、アート・ブレイキージャズ・メッセンジャーズの『パリのジャムセッション』から「チュニジアの夜」を掛ける。
『パリのジャムセッション』は、当時在パリのバド・パウエルジャズ・メッセンジャーズが共演したものだが、「チュニジアの夜」はパウエルでなくウォルター・デイヴィス・Jr.がピアノで入っている。
ブレイキーは何度も何度も「チュニジアの夜」を吹き込んでおり、いずれも名演奏なのだが、私がこのヴァージョンが好きなのは、何よりも勢いがあるからだ。
それにしてもブレイキーは、クリフォード・ブラウンともリー・モーガンとも「チュニジアの夜」を録音しているわけで、幸運な男だと思う。

パリのジャム・セッション

パリのジャム・セッション