最後の説得、鳩山由紀夫(民主党党首)×福島瑞穂(社民党党首)

18時より、鳩山首相福島瑞穂の最後の説得に当たっているという。そして、鳩山首相の記者会見は、21:00予定。これで、社民党党首福島瑞穂を友愛しちゃうのかどうか、明らかになるだろうね。

私は民主党に入れたことは一回もないけれど(一貫して社民党に投票してきた)、鳩山政権が誕生した時は何か変革があるかもとちょっと期待した、というか幻想を持ったんだよね。
命を大切にする友愛政治、という所信表明演説が、自分の言葉で語っていると評判が良かった。
私も、その頃は鳩山政権に共感していたと思う。

だけど、聞こえてくるのは良くない話ばかりで。普天間が一番だが、その他にも財源は埋蔵金であると思っていたのにいざ政権を獲得してみたら思ったほどなかった問題とか、ちょっとこれは、と思うような話が多かった。
そして、普天間基地県外移設を公式に断念し、「腹案」が徳之島であることが明らかになって、期待は幻滅に変わった。
あれだけ、「できれば国外、最低でも県外」繰り返していたのに、その最低限の約束すら守れなかった鳩山政権。この時点で私は、民主党を見放した。

でも、今も民主党政権を支持・擁護している層があるんだよね。Twitterを覗いたら、私の友人が、辺野古容認、社民も連立離脱しない、などと言っていた。
自民党政権よりましだから、というのだが、私は自民党政権辺野古になったほうがましだったと思う。それは自民党は、反対派や運動から散々批判されながら、14年掛けて説得してきたのに対し、鳩山首相は軽はずみな言葉で沖縄の人達に希望を持たせ、それを残酷に裏切ったのだからだ。
マイミクさんでも、鳩山首相の善意は疑えないのだから、と言う人もいる。だけど、政治家は結果責任ですよ。辺野古や徳之島の住民が、鳩山首相が善意だったからと赦すと思えますか? 私は思えません。単に約束違反、裏切り等と思うのではないか。

そして私は、迷っている。運動圏から発せられる、沖縄を踏みにじるなというスローガンに一方で共鳴しつつ、他方で、軍事戦略的に考えるならば(抑止力の論理)、沖縄・辺野古に基地があるのは必然とも思える。杓子定規な硬直した思考、或いは思考停止などと揶揄されるかもしれないが、この2つに分裂している。

沖縄・辺野古の反対派は、断固抵抗する、とツイートしている。徳之島も受け入れ拒否の姿勢は鮮明で、強行したら成田闘争以上になる、と警告している。

それは分かる。
他方、統治の論理というか、国家の論理を顧慮しなくていいのか、というのも疑問に思っている。抑止力を考えなくて、本当に大丈夫なのか。日米安保を廃棄して、本当に大丈夫なのか。そういったことに、近頃懐疑的になってきた(右派ないし中道への転向)。

だけれど、確実なのは鳩山政権はもう支持できないということだ。次の選挙は(次の選挙も)、民主党には絶対投票しないし、今後も支持しない。継続して社民党に入れるか、新党改革から立候補している西尾憲一に入れる。

ここで一旦送る。