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半端に、上昇志向を持ったのが躓きのもとではなかったか、と思ってもみる。
ユーキャンで、簿記3級と日商パソコン検定3級の講座を申し込んだが、勉強できないでいる。将来はわからないが、当面は、神経の弱り具合からみて、勉強できないだろう。ということは、六月に試験も受けられないだろう。
金を、溝に捨てたようなものではないか?
友人の言うように、資格ビジネスに踊らされてはいなかったか?
肉体労働から、事務労働に上がりたいという思いがあり、登録したが、それは無理だし、望むべきでもないことではなかったか?
事務労働であっても、賃労働は無理なのだとしたら、そもそも簿記3級と日商パソコン検定3級の資格など、必要なかったということになる。金を無駄にしたことになる。
昔から、背伸びして金を無駄遣いすることが多かった。オーソン・ウエルズの『家出のドリッピー』も買ったが、全く聴かず金が無駄になった。電子ピアノも、二十年間死蔵している。
そのように死蔵されたものも、いずれは役立てばいいのだが。
昔から、スキルアップ系で背伸びして、金を無駄遣いする傾向があるように思える。無理して背伸びして、スキル向上に努めずとも、良いのではないか?
無理して、自己スキル高めようとせず、自然体が一番では?
簿記とパソコンやっても、英語やっても、事務で正社員になれる見込みもなく、またそれも望まぬのであれば、もっと気を楽に、リラックスして、過剰な義務感なりに苛まれぬほうがいいのではないか?
プライベートでも、『資本論』と『純粋理性批判』の読書会など、やめたらどうか? 実際、読めていないし。無理して背伸びすることはない。それより、小説でも読んだほうがいい。
近代総体との格闘などと、大袈裟な目標を掲げたが、それは端的に言って無理である。近現代の哲学と文学の総体を読み、批評するなど、誇大妄想でしかない。できぬ課題を自分に課して、それがクリアできぬからと欝になるのでは、しょうもない。
できることはできる、できないことはできない。それをはっきりさせるべきだろう。
ここで一旦送る。