セックスはかなり深刻な実存的問題

今中国の大学で教えている文芸批評家の青木純一さん(「ハトポッポ批評通信」=休刊中=を刊行)とSkypeチャットで対話したとき、大江健三郎の話題になって、「性ってそんな実存的問題なのかなあ」と話したことを覚えている。でも私は、やはりセックスはかなり深刻な実存的問題だと思うのだ。

セックスがしたくても、できない。相手が見つからない。自分が醜い。それを赤の他人に指摘・批判される。かなり屈辱的な体験である。おまけに薬の副作用で、マスターベーションもできない。かなり不全感がある。

もう35歳にもなるのに、セックスのことで悩んでいるなんて、馬鹿みたいだと自分で思うが、事実なのだから仕方がない。インターネットの出会い系以外に相手見つける方法はないのだろうか? お金がないからゲイバーにもいけないし。これでは、事実上ひどい性的貧困・性的飢餓状況に置かれることは間違いない。