生きられない2

攝津はセブンイレブンで、NTTの電話料金八千円余を支払って来た。アットローンから借り入れて。こんな借金ばかりの家計がどうなるか、それを考えると末恐ろしかった。しかし銀行預金は、住宅ローン支払いの為手を付ける事が出来ないのだった。
KDDIの支払いもしようとしたが、窓口で期限が切れているのでお取り扱い出来ないと告げられた。こちらも七千円余ある。それを持って帰宅したら、母が自分で払うと言う。 父が、月に家賃と食費六万円を入れて貰うと宣言した。
攝津は、帰宅して口論して食事して後、自室で布団を被って寝ていた。そのうちに睡魔が萌した。少し眠ると、シビアな抑鬱が若干ましになっていた。
母は、お稲荷さんを食べろとか、ねぎとろを食べろとか言ってくるが、口論の事など忘れたようである。
しかし家族はばらばらなのだろう。
こうして日記を打てるのもいつ迄続くか分からぬ。
いつ迄支払いを続けられるか分からぬ。
物凄く不安である。(続く)