『禁色』『音楽』『暁の寺』『天人五衰』

船橋市北図書館に行ってきました。それで、三島由紀夫全集の、『禁色』『音楽』『暁の寺』『天人五衰』が入った巻を借りてきた。というのは、ジャズ友iwaさんの、『春の雪』『奔馬』までは夢中で読んだが『暁の寺』が駄目だったという話を聞いて、自分は逆で、『暁の寺』『天人五衰』が面白く『春の雪』『奔馬』が退屈だった印象があったから。確かめてみようと思った。『音楽』は、iwaさんが面白かったと言っていたので読んでみようと思った。『禁色』は『仮面の告白』と同じで、三島の男性同性愛者ものを読みたくて。

禁色 (新潮文庫)

禁色 (新潮文庫)

音楽 (新潮文庫)

音楽 (新潮文庫)

豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

『豊穣の海』をぱらぱら見たが、やはり三島由紀夫は文章が巧い。綺麗な日本語である。
『音楽』の最初のほう、読んでみたが、三島にしては気楽に書いた感じがする。それにしても乱れていないのは素晴らしい。精神分析が主題というのも興味を惹かれる。冷感症にしても。