表現系
電車内で考えたことを幾つか。
僕はこれまで、自分自身を対象にしたドキュメンタリー映画(岩淵くんの『遭難フリーター』のような)を撮りたいと思っていたが、劇映画を撮りたいと思うようになった。自分のイメージとしては、パゾリーニの処女作『アッカトーネ』のようなものである。アッカトーネとは、乞食という意味。主人公の青年は何をやってもうまくいかず、労働も犯罪もうまくいかない。そして最後は、交通事故死する。そういう映画である。僕はパゾリーニの中で一番好きなのだが、そういう絶望的な映画を撮りたい、と思った。
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