自分苦の人 one and only

ギル・エヴァンス『プレイズ・ジミ・ヘンドリックス』→レッド・ガーランド『マンテカ』→大西順子『クルージン』と聴き進んだが大西順子が一番良かったな。大西順子は今年11年振りに復活して、新譜『楽興の時』を出したのだが、時悪しくCD購買禁止令が出てしまっており買えなかった。が、じっと待てば新譜もいつかは旧譜になり、レンタルも中古購入もできるようになるのだ。鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス徳川家康の心境でw
karibuさんと高根木戸で会ってきた。ジョナサンで数時間話したが僕は350円のドリンクバーのみで十杯くらい飲み干し粘った。いやーこれだから貧乏人は厭ですねえ。
彼女のことは彼女自身のプライバシーだから書かないが、僕は僕について書くことにしたい。僕は自分苦と自己愛の人だと自分で思うのである。自分苦というのは僕の造語だが、要するに自分自身について悩み苦しむということ。自分苦と自己愛の人だというのは、僕は究極的には自分自身を一番愛しており、自分が最高だと思っており、他者が不在だということだ。だから、他者概念を決定的なものとする一切の批評に対立する。他者がいない、それで全く結構。それが僕の立場である。
僕は自然発生的散文と称してだらだら書き散らしたり、弾くのが好きだ。そして、即興演奏や即興の文章表現が最高だと思っている。自分で自分を賞賛し、肯定し、承認する。他者の承認など不要。純粋な喜び。
自分で自分のことを天才だと思っている。馬鹿だと嗤われても当然だが、そう思っているのだ。超人だという自意識と、余りに酷い私生活の現実の落差に首を傾げることはあれ、基本的な認識は変らない。自分は天才であり超人だと、そう思う。別に天才や超人でなくともいいのだが、ともかくone and onlyだと感じている。しかし、それは誰でもそうなのだ。誰もが自分自身については自分はone and onlyだと感じている、と推測する。そして、それでよい。
紅茶やお茶やコーヒー、カフェラテ等をたて続けに飲み続けたためかハイである。今ベン・ウェブスターの『シー・ユー・アット・ザ・フェアー』を聴いているがご機嫌であり素晴らしい。僕にとって全ての音楽は僕自身の生の伴奏だ。僕にとっては生は映画のようなもので、伴奏音楽が必要だ。それが僕にとっては無数のジャズなのである。CDウォークマンを装着して街を歩いたり電車やバスに乗る僕は、光景を映画の画面のように眺め、耳から入ってくる音楽を映画音楽のように聴いている。このように、自分で自分の生を映画化している。映画のような生を生きる僕は、だから映画を改めて観る必要が全く無いのである。
僕はプライバシーや個人機密を持たず、ありとあらゆる情報を公開している。同僚から、それで恥ずかしくないのかと問われたが、彼女は恐らく僕の同性愛の性体験の記述を読んでそう感じたのだろうが、僕は一切恥ずかしくない。というか、それを恥ずかしいと思う人のほうが恥ずかしいのだ。僕自身は一点も恥じるところはないし、何も隠すつもりはない。全裸系せっちゃんwww メタボも隠さずにwww
top.はAセクだが僕はAセクではないので、恋愛に興味がないわけではないし、性別を問わず恋愛したいと思っている。しかし、難しい。自分しか眼中にない自分苦の人である故にwww 自分が一番大事で可愛いのに恋愛しようというのがそもそも間違っているという正当なツッコミは措いておく。
いやーしかし恋愛難しいよ。それも中年になるとね。若いうちが華といえば華。中年になってくると、いろいろ生活のことも考えないといけないし、その他もろもろのしがらみも出てくる。好きだから付き合おう、というわけにはいかないのだ。いや、そんなこともないと俺は思いますけどね。だけど、相手がいない。全国仲人連合会に頼もうかwww 北習志野にも支部があるらしいんだが。佐々木病院からバスで帰る時、医療センターのバス停にベンチが二つ置いてある。一つは新京成バスが設置したもので、もう一つが全国仲人連合会が寄贈したもの。僕は病院帰りにいつもその広告付きのベンチを眺めて、ここに申し込もうかどうしようか迷うのである。そういやYahoo! パートナーというのもあったな。しかし、客観的に見れば駄目人間でしかない俺に、恋愛したいとか、さらに反動的なことにwww 、結婚したいとかいっても相手が見付かるものか、どうか。友人知人がどんどん結婚したり子どもを作ったりしているなか、僕も焦りを感じないわけではない。しかし、子どもの頃の冷徹な認識のことも想起したりする。僕は子どもの頃、親なり大人は全く勝手なものだと思っていた。そして、辛い思いをさせたくないから、自分が大人になっても子どもは決して作るまい、と決心していた。それから約三十年が経過したわけだが、子どもを作るか作らないかというより、そもそもパートナーがいないという状況にある。選択肢がないわけだ。

プレイズ・ジミ・ヘンドリックス (紙ジャケット仕様)

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マンテカ+1

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クルージン

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シー・ユー・アット・ザ・フェア

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