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日曜出勤。朝、母親(攝津照子)が、新聞折り込みの求人欄の切り抜きを見せ、面接を受けるように言う。津田沼駅近くのクラブの皿洗いの仕事で時給1000円、15:00-3:00(午前3:00)だ。僕が拒むと母親、父親(攝津孝和)揃って僕を罵倒する。「夢が無い奴は駄目だ」。そうなのだ、僕の家庭では息子である僕ではなく、両親のほうが夢追い系なのだ。文学や音楽をやれ、芥川賞を獲れと命令してくる。だけど、そんなこと言ったって、大学の文学部を出たからという理由だけで作家になれてたら、日本中作家だらけでしょーが。大学の文学部なんて落ちこぼれが行く場所だよ。絲山秋子だって早稲田大学の文学部じゃなくて政治経済学部出身だよ。文学部出たからって作家や哲学者になれる保証なんてまるでないんだ。なんでそれが分からないんだ。
日曜出勤の仕事は酒ボールのオリコン出し。指が筋肉痛になる。今帰宅してライヴの合間にこれを打っているが、ピアノを弾くと爪と指の肉の間が痛い。手首も痛い。酒ボールは一番のハードワークなのである。
両親は会社についてもバンドについても誹謗的なことを言う。そういう人なのだと割り切って眺めている。罵倒、誹謗が習い性になってしまっているのだ。僕は客観的というか傍観者的ですよ、ええ。
今日19:30にお客さんが3人見える予定。これから愉しみにしている。