考えたこと、感じたこと

仕事をしながら幸福と充溢を感じた。運命の神は残酷で気紛れだから、生きるのが辛い、苦しいと言い続けている間はどうしても死を許さぬのに、生きるのが楽しいとか、喜びを感じる、幸福だなどと言い始めたら突然の(不慮の)死に襲われるのではないか、と不安になる。実際、中年メタボ、生活習慣病にいつ罹患してもおかしくない年齢である。が、死ぬなら死ぬで、病むなら病むで仕方がないと諦めている。
今週から、ウォークマンで音楽を聴くのをやめたら、音楽消費量が激減した。が、仕事をしながら、心の中で歌が育ってきた。心の中でいつも音楽が鳴っている。「昔ギリシャイカロスは、蝋で固めた鳥の羽根」で始まる歌や、カルメン・マキの「時には母のない子のように」(だけど心はすぐ変わる…)、セロニアス・モンクの「リズマニング」などが鳴り響いている。演奏者というよりも、アレンジャーになってみたいという気持にもなってくる。
が、帰宅時には、どういうわけか人生に疲弊し絶望した気持に変わっていた。