パルタイ名

早稲田のノンセクト、及びその周辺は本名ではなく変名(「パルタイ名」と言う)で呼び合う慣わしになっていた。「テキサス」は当時は「テキサス」と呼ばれておらず、本名?で呼ばれていたと思うが、俺の先輩(芸術ウピョピョン会「狼」の)は「マンガ」、それから「マイケル」、「ビビンバ」、「おいどん」等がいた。そして俺はと言うと……「キチガイ」と呼ばれてた(笑)。「チンポと殺人の話しかしない」「サリンばら撒きにも賛成の」「キチガイ」。それが大学一年生になった俺だった。

最近、当時の活力が体内に蘇りつつあるのを感じる。神経症が治癒したら、人殺しになるのではないかと恐れていたが、俺は言葉の凡庸な意味で「理性的」なのでそういうこともないように思う。それに「夢想無罪」なので、俺が幾ら殺人を夢想しようと、官憲は俺を逮捕することは出来ないし、精神病院も俺を予防拘禁することは出来ない。俺は野放しの……なのである。

電車内で独り笑っていた。不気味。

「考える猫」さんが、「他人を宦官にしたいなんて、それ犯罪じゃない?」と訊いてきたが、当たり前じゃん。俺は「倒錯者」なんだよ? つまり自然本性が人間性から逸脱した怪物だ。犯罪を夢想するのは当然だろう。勿論俺は賢いから、利害計算をして、夢想を実行行為には移さない。夢想は夢想に留め、しかし非 -社会人、人間社会には適応出来ない突然変異の生/性を生きるのだ。ぉぉ、変態、怪物万歳! 俺は今日も生きてるぞ! チンポ! チンポ! チンポ切り祭りは今日も盛況だ!!!!

ちなみに、大学一年生の俺が描いた漫画その他は以下に置いてある。
http://page.freett.com/philo/index.htm