チベット! チベット!
それにしても、全く関係ないが、中国のチベットにおける虐殺は全くひどい。ここに記して、断固抗議したい。「人民解放」軍が人民を殺すことを、天安門事件が実証したが、チベットでもまた「チベット人民戦争」が仕掛けられている。人民の名のもとに、チベットの人達が殺されようとしているのに、抗議の声を挙げなくていいのか。
西洋中心主義と謗られるのを承知で、ヨーロッパ近代が生み出した「人権」を擁護すべきだと訴えたい。新哲学者ではないが、人権は普遍的である。アジア的人権とかはない。近代憲法の精神が普遍的であるのと同じである。日本国憲法は「アジア的」憲法などではなく、近代憲法の一つの極限を示している*1。
中国の人民解放軍がチベットのラサで虐殺を続けている。これは決して許されることではない。左翼を自認する者こそこうした問題を直視し声をあげるべきだ。ダブルスタンダードは許されない。パレスチナ、イラク、チェチェンでの虐殺は悪くて、チベットでの虐殺には目を瞑るのか? 何故そういう態度の差異が生じるのか? メディアはどうして、もっとこの問題を報道しないのか? 怒りを覚える。