アムネスティーからの緊急行動です

以下mixiの「ホモフォビアにNO!」コミュニティ http://mixi.jp/view_community.pl?id=849639 からの転載です。

アムネスティーインターナショナルによると、コソボレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)権利組織の代表のK.Z.という男性が、彼の活動と関係した殺害の脅迫を受けました。K.Z.はこの脅迫を警察に届けたが、何の保護も受けておらず、生命が危険にさらされている可能性があります。(以下アムネスティーの緊急行動サイトより)

5月24日、LGBT権利組織である社会解放センター(QESh)の代表K.Z.は、「シャープ・ナイフ」と名乗る正体不明の人間から電子メールで殺害の脅迫を受け取った。電子メールには、送信者は「お前の母親を犯し、お前を持ち物全部とともに焼き、お前に自分のはらわたを運ばせてやる」と書かれていた。また、K.Z.の家族は2週間以内に彼の葬式の準備をしなければいけなくなる、そしてK.Z.はLGBTの権利のために活動した結果として「地獄に落ちる」だろうとも書かれていた。

脅迫を受けた日、K.Z.は警察に届けたが、警察は最初調査するのを拒否した。そのとき警察の責任者だった警官は、そんな脅迫は本気であるとは考えられないし、K.Z.は個人訴訟を起こすべきだと述べた。生命が脅かされているという事実にも関わらず、彼は警察署の中の人が出入りする場所で面接され、面接のあいだ少なくとも7人の警官と数人の一般人がその場所を通った。結局警察は脅迫を調査することに同意したが、K.Z.に保護を提供することは拒否した。

報告によれば、社会解放センターの代表者達は、これまでにもこの数カ月間に5件の脅迫を受けている。

アクション
英語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファックスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください(期限は7月6日です!)。

  • 社会解放センター(QESh)の代表K.Z.の身の安全に懸念を表明する。
  • K.Z.の身の安全を確保するために、彼自身の希望に従って、当局が直ちに手段を講じるよう要求する。
  • 警察がK.Z.を保護するのを怠っていることに懸念を表明する。
  • K.Z.に対する殺害の脅迫と、そしてK.Z.が脅迫を届け出た警察の行動に対し、徹底的で迅速で公正な調査を行ない、その結果を公にし、責任のある者を裁判にかけるよう要求する。
  • 「普遍的に承認された人権および基本的人権を促進し保護する個人、団体および社会組織の権利と責任に関する国連の宣言」は、人権擁護家の活動が合法であり、彼らには何の制限も報復の恐怖もなしに活動を行なう権利があると認めていることを、警察長官に対し喚起する。
  • さらに、警察長官の指揮下にあるすべての警官が、ヨーロッパ人権条約に述べられているように、自分には政治的、性的、あるいはそれ以外の所属に関係なく、あらゆる人びとの生命を保護する義務があるのだと知らされており、性的指向を理由に差別することは「反差別に関するコソボ議会法  No.2004/3」で禁止されていることを確保する義務があることを、警察長官に対し喚起する。
  • LGBTの人びとに対する脅迫を終わらせるよう当局が直ちに手段を講じることを要請する。

アピール例文・背景情報は該当ホームページ(http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1184)にあります。アクションをお願いします。