柄谷行人

『at』が神楽坂スキャットに置いてあったので、久々に柄谷行人の言説を読んだが、予想より良いと感じた。もう柄谷行人を読む意味はないみたいなことを書こうと思っていたのだが、そうでもないなと思い直す。

が、根本的に、もっと謙虚になったほうがいい。ネグリ=ハートなんかも馬鹿にせずちゃんと評価して共闘すればいいのに…。あと素人の乱など多様な現存の運動とリンクしていく回路がないと駄目だと思った。国連を強くする運動をしたい、とかいったって、どうやって現実にそれが可能なのかさっぱりわからんでしょう。そんな抽象論、観念論を幾ら並べても魅力も説得力もないよ、と思ったね。