今時の親米保守:「武力による平和」を支持する人達

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=11268354&comment_count=304&comm_id=14723

不毛で疲れるな、と思いつつ、mixiに集う人達に話し掛け、粘り強く対話を試みてみました。いろいろと分かったことがあるのですが、このネット掲示板に集う人の多数派が、「親米保守」の改憲派、つまり憲法9条を改悪して自衛隊を軍隊と明文化したいという人達で、「武力による平和」を支持している、というのが発見としてありました。

彼・彼女ら(といっても、女性はほとんどいない模様ですが)の頭の中では左翼(「サヨ」)やら平和主義者やらは化石のような存在で、「思考停止」しており、カルトみたいなものだということになっているようです。

私などは、北朝鮮の「工作員」の疑いを掛けられ、日本を滅ぼそうとしている(!)などと罵られています。憲法9条を守り、北朝鮮や中国を含む近隣諸国と平和的な話し合いで友好関係を築いていくことを提言しているからです。彼・彼女らにはそれが全く気に入らないのです。共和国の核実験の事実を言い募り、話し合いなどできないししても無駄だということが証明された、と迫ってきます。私のほうも、北朝鮮問題をどうすればいいというような万能薬的な処方箋は持ち合わせていないから、はっきりこうだということも言えず、フラストレーションが溜まります。

彼・彼女らの論理で言えば、自衛隊=軍隊によって守られるのでなければ私達の安全は確保できず、北朝鮮には経済制裁武力行使(彼・彼女らはこれを、投薬治療や外科手術といった医療の比喩で語ります)が必要だというのです。私はこの人達の言う、「武力による平和」に全く賛同できませんが、こういう人達が今や多数であるということの恐ろしさを正視し、何とか対応すべきだと思います。

具体的にどうすればいいか、といったことはよく分からないのですが、社会全体の右傾化というのを実感する出来事ではありました。