ニートに「発達障害」の疑い、支援に心理専門職も

こちら心理学化、精神医学化する社会っていうか、社会が異質なものと感受する者達の背景を穿鑿して止まない「知への意志」って感じだなぁ。もっとシンプルに、経済の問題として考えて、オルタな働き方をもっと広げたり、基本所得ベーシック・インカム)の実現を具体的に検討したら良いのに、と思う。すが秀実さんが『JUNKの逆襲』の中で、近代社会を支えた「労働のエートス」の崩壊ということを提起していたけれど、プロテスタント的勤勉のエートスなど崩壊しても良いのであって、今後は全く新しいエートスが生まれるに違いないのだ。支配層はそれを好ましく思わないかもしれないが、「脱出」へと向かう欲望を遮ることなど誰にも出来はしない。不適応は抵抗の徴しなのだ。私達の心身の生理的な拒否反応のうちにこそ新たな倫理の契機がある。