カフェ・アーモに行く

認知療法日記の続き。

2006/5/15【カフェ・アーモへ行く】
やはり起きられない。のみならず気分がすぐれず、一日中苦痛を感じている。その苦痛はどう表現して良いか分からないといったものだが、強いて挙げれば胸の疼痛といった感じであろうか。胸の奥がじくじく痛く、苦しい状態と強い抑鬱が続く。

母親から言われていて、近所にある福祉作業所カフェ・アーモの中澤さんに電話を掛けなければならないが、ただそれだけのことにさえ不安・苦痛を覚え出来ない。ベッドから起き上がれない。ようやく電話連絡を入れる。大学時代からの友人である裏柳生さんがビールを売りにいらっしゃるが、私は会話も弾まず、苦しい状態である。10分程で帰っていただいて、再び自室で休む。

警備の仕事に赴く父と一緒に食事をした後、母親と一緒にカフェ・アーモまで歩く。「苦しい。具合が悪い」「入院するしかない」といったいつもの会話が続く。

カフェ・アーモで、中澤さんは、芸音ホールを「ふしぎや本舗」と名付け、バザーを開催する案などを示してくださった。また、私の店舗にアーモの美味しくて安いお菓子を卸していただけることになる。

夜になってようやく気分が落ち着く。9時を回った辺りからだろうか。入浴・散髪する。パレスチナ・オリーブの石鹸を使ってみる。気持ちが良い。

今日の日中の苦しい時間は、私が医師が言った通り、「社会不安障害」の症状を呈していることをあからさまにした。単に電話を掛けるというような些細な日常動作に支障をきたしていた。発作中にはいつもそうで、しかもそれは薬を飲んでも良くはならないのだ。

自動思考?「電話を掛けることは出来ない」「カフェ・アーモまで出掛けることは出来ない」→現実的思考?「ベッドから降りて電話を掛けることは出来る」「カフェ・アーモまで出掛けることは出来る」