早稲田ビラ撒き逮捕、新展開!?
転載です。私は当然、「C君」への弾圧にも反対です。
2005年12・20早稲田不当逮捕抗議文への署名者・支援者の皆さま
いつもご支援ありがとうございます。新学期をむかえ、われわれの運動も、あらたな段階へと展開させていくべく、皆さまにご挨拶とお願いを申し上げます。なお、このメールは抗議文にご署名いただいた方々、ならびに支持者からご紹介いただいた方々にお送りしております。転載・転送自由。
① 昨年来の逮捕への抗議行動の過程で、それに参加していた早大法学部学生C君に対して、文学部当局は「学則違反」という口実で、C君の所属する法学部に対して処分を求めるという挙に出てきました。これは、昨年の不当逮捕に勝るとも劣らぬ暴挙であり、闘争弾圧です。この問題に対しても抗議と謝罪を求めていかなければならないと考えております。既出の抗議文に、この問題への抗議文を追加いたしました。新たに署名される方は、この件も踏まえてご署名ください。すでに署名されている方は、この件についても抗議・署名する旨、署名欄より再度ご通知くだされば幸いです。(くわしい経緯、署名はHPから)
② 新学期を期して、4月1日以来、抗議行動・署名提出行動などを積極的に再開しております。行動への参加はもとより、皆さまの知人・友人の方々に、改めて、この事件の宣伝・署名勧誘などをお願いいたします。署名の増大は、着実に早稲田大学当局を追い詰めております。また、何ら上部・背景を持たない運動団体であるわれわれは、現在、ビラ製作の資金にさえ事欠く状態です。心苦しいかぎりですが、圧倒的なカンパをお願いする次第です。(闘争スケジュール、カンパ先はHP参照)
③ 今回の早稲田不当逮捕問題を入り口に、広く現代世界の問題性を論じた本を、すが秀実(署名呼びかけ人)、花咲政之輔(当該団体)の編集、呼びかけ人・抗議署名者の方々の執筆のもと、下記別掲のように緊急出版いたします。ぜひ本書を、さまざまに宣伝・活用していただきたく存じます。早稲田大学においては、この本を媒介に、学生・教員によるクラス討議なども予定しております。大学で講義を持っておられる方は、本書をテキストにしての講義などが有益かと存じます(一例・編者のすが秀実は本書所収のマイケル・ハート「市民社会の衰退」を、すでに勤務校での授業に使用しているということです)。また、本書の出版を契機に、幾つかのイヴェントを企画しております(イヴェントのスケジュールも上記HP参照)。ふるってご参加ください。本書を使って学習会、イヴェントなどを企画される方は、ご一報ください。編者・執筆者の派遣について、可能なかぎり応接いたします。
以上、お願いばかりで恐縮ですが、今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
2006年4月12日
早稲田大学2005年7月22日集会実行委員会
抗議署名呼びかけ人一同
http://wasedadetaiho.web.fc2.com/i/top.htm
すが秀実・花咲政之輔編『ネオリベ化する公共圏――壊滅する大学・市民社会からの自律』(明石書店)1500円+税、4月26日刊
序論 ポスト自治空間――2005年12・20早稲田大学におけるビラまき逮捕をめぐって すが秀実(文芸批評)
第1章 公共空間の変容と監視社会
学問の自由と合州国のファシズム化 酒井直樹(コーネル大学)
シニシズムの原理としての機会原因論 池田雄一(文芸評論)
市民社会の衰退 付:早稲田大学での逮捕に関する追記 マイケル・ハート(デューク大学)第2章 サブカルチャーの監視・管理化
演劇教育の退廃――からだの解き放ちから遠く離れて 宮沢章夫(劇作家)
「エロ」から始まる 松沢呉一(ライター)第3章 大学空間の壊滅
政治による大学の破壊――〈都立大学問題の場合〉 初見 基(都立大学)
大学の廃墟で―80年代の個人的経験 小倉虫太郎(評論家)
シンポジウム 大学改革と監視社会 武井昭夫(評論家)×笹沼弘志(静岡大学)×入江 公康(社会学者)×花咲政之輔(太陽肛門スパパーン)×すが秀実、井土紀州(映画監督)+木村建哉(成城大学)
早大文学部ビラまき不当逮捕を許すな! 早稲田大学2005年7月22日集会
実行委員会大学自治年表
編者あとがき
こんなイベントが! 行きたいが、私は自分のフリースペースでイベントがある。行けない…。というわけで、行ける方は是非、以下にご参加ください。