【排除を画策する墨田区土木課へ抗議を!】

マイミクの日記から転載。
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【さくらまつり期間の隅田川・桜橋野宿者の闘いへ注目を!
排除を画策する墨田区土木課へ抗議を!】


2005年、墨田区・桜橋と言問橋の間の一帯は「地域生活移行支援事業」の対象地区となり、多くの野宿の仲間が生活の場をアパートへ移していきました。その後、墨田区は事業の対象地域を新たなテントをつくらせない(新規流入防止)地域として監視するとともに、区全域にガードマンを徘徊させ、小屋をもたない仲間が横になるのも許さないという非人道的な体勢をとってきました。昨年7月、区内の大横川親水公園(錦糸町)では、野宿していた香取正光さんが少年によって虐殺されました。この事件もまた、野宿の仲間に対する区の非人道的な姿勢を背景にしたものに他なりません。

これに対して、8月、桜橋・高速道路下のデッキで仲間たちの集団野営が開始されました。これは仲間たちが団結して野営することによって、自らの生命を守り抜く取り組みです。当初、少数によってはじめられたこの試みは、仲間の輪を着実にひろげながら、40名以上の仲間が参加するものへと勝ち取られてきました。

しかしこの地域は花見の時期、住民が茶屋をだす「さくらまつり」の、さらに4月中旬にはレガッタの会場となります。その間、ここを野営の拠点とすることはできません。
仲間たちもさくらまつりの妨害をしようとは考えていません。仲間たちは墨田区土木課にその間の対策をもとめて質問状を出し、回答をもとめましたが、期日が来ても墨田区土木課は無回答、電話で回答を求めるも 「回答する意志はない」。話し合いを求めて土木課を訪れた仲間たちに対しては、窓口でも全く対応をせずに終業時間まで無視し続け、最後はガードマンに排除させました。区がさくらまつりを機に、この場所を寝泊まりさせないための監視下におこうとしているのはあきらかです。

仲間は「さくらまつり」のあと再びもとの場所に戻り、寝る場所がなく疲れ切った誰でも受け入れるような、仲間が助け合う今まで通りの空間を維持していきたいと希望しています。仲間は総意でそのことを確認しつつ、別の場所に集団で移動することにしました。その第一陣として白鬚橋上流のテラス、そして銅像堀公園へ19名がテントを建て、さらに15日夜、事業を拒否して残った4軒のテントがある、桜橋から言問橋のテラス区域に、7軒のテントが迅速に建てられたのです。この区域は「新規流入防止」地区ですが、本来、行政は「新規流入防止」の期間を事業実施から6ヶ月としていたはずで、とうに解除すべきはずです。にもかかわらず4軒には排除の圧力が強められようとしています。仲間たちはいま、この4軒をささえるとともに、テントを持てずにいたすべての野宿の仲間が新たにテントを建てて自らの生命を守っていくため、「新規流入防止」に対して異議を示すために、ここにあえてテントを建てたのです。
しかしテントを建てた翌16日、同地域を管理する東京都第五建設事務所は一日後の撤去を通告する警告書を貼ろうとしてきました。これに抗議した仲間の声を前に役人は女性支援者の下腹部に膝蹴りを加えるという暴挙に出てきました。女性支援者への暴行は全治5日におよぶものですが、これについて第五建設事務所はいまだ自らの非を認めようとしていません。さらに五建が警察に通報したことで、20名以上の制服警官と私服の公安が現れ、弾圧をはかるという事態になりました。私たちは、第五建設事務所がこの件で非を認め、謝罪するまで追及を続けます。

私たちは仲間たちの決意にこたえるためにも、新たなテントを守り抜くとともに、「さくらまつり」以降、ふたたび桜橋を仲間が自らの生命を守りきり、新たな関係をつくりだすための空間としてとりもどすための取り組みを開始しました。
まず私たちはとりわけすべての元凶たる墨田区に抗議し、対策をもとめます。その上で、第五建設事務所と東京都に対しては、強制排除を許さず、話し合いをもとめていきながら、新たなテントの仲間を防衛していきます。現在、『新規流入防止』は全国的に行われており、このままでは多くの野宿者が雨露をしのいで体を休めることもできず、次々と野垂れ死にしてしまいます。

この取り組みは、隅田川のみならず全都・全国の野宿者にとって死活をかけたものとなるでしょう。今後の事態に注目してください。
ぜひ、この一連の行動と情勢に注目とご支援をお願いします。

山谷労働者福祉会館活動委員会/山谷争議団・反失実

【お願い】
・ 桜橋のテントの仲間への激励のメッセージを送ってください。特に皆さんの運動や現場からの訴えもこめてくださるとうれしいです。これは現地でカードにして貼りだします。
FAX:03-3876-7073、
e-mail:san-ya@jca.apc.org

墨田区に「当事者の声を聞け、まともな対策を行え」、東京都第五建設事務に「強制排除するな、話し合いを尊重せよ」のFAXを送ってください。
墨田区木管理課占用担当
ファックス: 03-5608-6410
メール: KANRI@city.sumida.lg.jp

東京都第五建設事務所
FAX 03-3692-8710

・ 今後の行動、賛同のよびかけにご注目ください。