私の唯一の詩(?)

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ヘンタイにヘンタイを重ねて今あるいびつな姿を獲得してきた。
あるときはドグマチール、あるときは女性神経、あるときは声の作用を蒙りながら。
元気になるには声を聴かなきゃ。声はどこからくるの?
生き残るには声を聴かなきゃ。声はどんな粒子でできてるの?
降ってくる降ってくる、不定の時と場所で傾きながら、雨のように。
声が降ってくる、さあヘンタイだ、ヘンタイしよう、蛙みたいに。

そうよ生きているわ、死んでいるわ。
ここにいて、いないの。
ああ世界は孔だらけで、神々が出入りしてる。
気がつこうと気がつくまいと、ほらあなたの後ろにも。
いっぱい咲いているわ、裂けているわ。
どこにいるの、どこにいないの?

眼がいっぱいいっぱい。
どっちを向いても眼・眼・眼、眼の洪水よ。
どこでも誰かが、眼球を飛ばして、そう精液みたいに。
虚空を無数の眼が落ちてゆく、
まったく不定の時と場所で傾きながら。
右曲がり?━━左曲がり?