高橋アキ・プレイズ・ジョン・ケージ『フォー・ウォールズ』
- アーティスト: 高橋アキ
- 出版社/メーカー: (株)カメラータ・トウキョウ
- 発売日: 2003/11/20
- メディア: CD
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ギル・エヴァンス&テン
- アーティスト: ギル・エヴァンス,ジョニー・キャリシ,ジミー・クリーヴランド,ウィリー・ラフ,バート・ヴァーサローナ,リー・コニッツ,ルイ・ムッチ,ジェイク・コーヴェン,デイヴ・クルツァー,ポール・チェンバース,スティーヴ・レイシー
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/05/16
- メディア: CD
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林英哲/山下洋輔『DUO』
- アーティスト: 林英哲,山下洋輔
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1998/10/09
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バーニー・ケッセル Barny Kessel / Solo
- アーティスト: Barney Kessel
- 出版社/メーカー: Concord Records
- 発売日: 1996/10/22
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太田寛二トリオ『ブルー・ハイランド』
- アーティスト: 太田寛二,小杉敏,岡山和義
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2006/06/23
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セシル・テイラー『ALMEDA』
- アーティスト: Cecil Taylor Ensemble
- 出版社/メーカー: Fmp
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: CD
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レイ・ブライント・トリオ
- アーティスト: レイ・ブライアント・トリオ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2010/06/16
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休日です。
今日は日曜日で、休日です。それで、仕事に行かなくてもいいので(もちろん、もちろん!)、嬉しいです。僕が疲れている様子なのを察した上司が、月曜日も休んで連休にしなさい、とおっしゃってくれたのも、感謝にたえません。収入が若干減っても、体あっての、健康あってのものですからね。
今日、友人が三人訪ねてくる予定です。ジャズベーシストの立花さんという方と、あかねの行政書士のゆっくすさんと、北習志野にお住まいのkaribuさんの三人です。立花さんとゆっくすさんは2時30分頃、karibuさんは6時頃見えます。それで、看板を出したりして準備していました。
今朝も、オンラインゲームの世界に閉じ込められる夢を見ました。僕はオンラインゲームはやらないのに、奇妙ですね。でも、僕はこのたぐいの夢を繰り返し繰り返し見るのです。ゲームの夢と試験の夢、これが僕の類型夢です。出口が見えない、試されている、といった感覚。
午前中はずっと、簿記の勉強をしていました。少し簿記の原理が分かってきた気持ちがします。添削問題を第三回まで解きました。
それと、船橋市北図書館に行って、森鴎外『森鴎外全集 舞姫・ヰタ・セクスアリス』、田山花袋『田山花袋全集第一巻』、永井荷風『荷風全集第一巻』、安部公房『箱男』、島田雅彦『徒然王子』を借りてきました。
『ヰタ・セクスアリス』には主人公がメイル・レイプされそうになる場面があります。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/695_22806.html
学校には寄宿舎がある。授業が済んでから、寄って見た。ここで始て男色ということを聞いた。僕なんぞと同級で、毎日馬に乗って通って来る蔭小路(かげのこうじ)という少年が、彼等寄宿生達の及ばぬ恋の対象物である。蔭小路は余り課業は好く出来ない。薄赤い頬っぺたがふっくりと膨(ふく)らんでいて、可哀らしい少年であった。その少年という詞が、男色の受身という意味に用いられているのも、僕の為めには新智識であった。僕に帰り掛に寄って行けと云った男も、僕を少年視していたのである。二三度寄るまでは、馳走をしてくれて、親切らしい話をしていた。その頃書生の金平糖といった弾豆(はじけまめ)、書生の羊羹(ようかん)といった焼芋などを食わせられた。但しその親切は初から少し粘(ねばり)があるように感じて、嫌であったが、年長者に礼を欠いではならないと思うので、忍んで交際していたのである。そのうちに手を握る。頬摩(ほおずり)をする。うるさくてたまらない。僕には Urning たる素質はない。もう帰り掛に寄るのが嫌になったが、それまでの交際の惰力で、つい寄らねばならないようにせられる。ある日寄って見ると床が取ってあった。その男がいつもよりも一層うるさい挙動をする。血が頭に上って顔が赤くなっている。そしてとうとう僕にこう云った。
「君、一寸だからこの中へ這入(はい)って一しょに寝給え」
「僕は嫌だ」
「そんな事を言うものじゃない。さあ」
僕の手を取る。彼が熱して来れば来るほど、僕の厭悪(えんお)と恐怖とは高まって来る。
「嫌だ。僕は帰る」
こんな押問答をしているうちに、隣の部屋から声を掛ける男がある。
「だめか」
「うむ」
「そんなら応援して遣る」
隣室から廊下に飛び出す。僕のいた部屋の破障子をがらりと開けて跳(おど)り込む。この男は粗暴な奴で、僕は初から交際しなかったのである。この男は少くも見かけの通の奴で、僕を釣った男は偽善者であった。
「長者の言うことを聴かなけりゃあ、布団蒸(むし)にして懲(こら)して遣れ」
手は詞と共に動いた。僕は布団を頭から被せられた。一しょう懸命になって、跳(は)ね返そうとする。上から押える。どたばたするので、書生が二三人覗きに来た。「よせよせ」などという声がする。上から押える手が弛(ゆる)む。僕はようよう跳ね起きて逃げ出した。その時書物の包とインク壺とをさらって来たのは、我ながら敏捷(びんしょう)であったと思った。僕はそれからは寄宿舎へは往かなかった。
ミンガス・イン・ヨーロッパ
- アーティスト: チャールズ・ミンガス,エリック・ドルフィー,クリフォード・ジョーダン,ジャッキー・バイアード,ダニー・リッチモンド
- 出版社/メーカー: Ward Records
- 発売日: 2009/09/18
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- アーティスト: CHARLES MINGUS
- 出版社/メーカー: ENJA
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- アーティスト: Charles Mingus
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って怖い
今更ながら宗教って怖いよねと思う。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1391136515&owner_id=22035353
上原ひろみ『プレイス・トゥ・ビー』
レンタルになるのを待っていたが、「レンタル禁止」「複製不可能」だった。仕方なく買った。だが、Amazonで割引。今聴いているが、前作『ビヨンド・スタンダード』で披露されたような、オスカー・ピーターソンもかくやと思える演奏を期待したが、全曲オリジナルである*1。ライナーノーツによると、上原は10年に1枚はソロピアノアルバムを制作するつもりらしい。今後何十年、アーティスト生活を送るかわからないが、楽しみが増えた。
ところで最初僕は上原ひろみに反感を抱いていた。だが、バンドメンバーの元氏さんがファンで、彼の影響で聴き始め、案外いいじゃないか、ということで嵌った。『デュエット』でこれは!と思い、『ビヨンド・スタンダード』に驚嘆した。バークリー組は掃いて捨てる程いるが、やはり彼女は努力の人だと思う。技術的にも。
玄人筋からは反撥されるかもしれぬが、彼女はジャズ界の村上春樹なんではないか?と不図思った。
- アーティスト: 上原ひろみ,上原ひろみ feat.矢野顕子
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2009/09/05
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本当なら恐ろしい。
http://twitter.com/hanapuepue/status/7841442373
少年の頭部切断遺体が発見され、容疑者が逮捕された件に関連し、4年前、インドネシア人の少年(8歳)が、日本の道路で倒れていた事件が報じられている。発見されたとき、少年の舌は切断され、腎臓がひとつ奪われていた。インドネシア国家児童委員会は、これら少年が臓器売買の被害者とみている。
僕もファンです。
萩尾望都『トーマの心臓』の舞台が原宿に! 耽美な世界を再現
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1080221&media_id=61
だけど少女漫画は少女が読む物であって、三十四歳のオッサンが読む物じゃないかもしれないなあ。単にキモいかも。っつーか漫画倉庫の中で今手元にないんだが。ああ、『パタリロ!』も読みたいぜ。三島由紀夫だの安部公房だの田山花袋だの永井荷風だの言ってないで、魔夜峰央とか竹宮恵子だの読みたいな。
- 作者: 萩尾望都
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- メディア: 文庫
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オリエンタル・サン
フルート奏者MIYAのアルバムだが、実は僕は彼女について何も知らない。スガダイロー(p)が参加しているので興味を持った。僕は新人に凄い興味ある。年齢が近いというのもあるし、何が「現在」かというのにも興味ある。板橋文夫は例えば素晴らしい。だけど板橋や山下だけでなく、若い人の表現にも耳を傾けたい。
- アーティスト: Miya,スガダイロー,渥美幸裕
- 出版社/メーカー: T&Kエンタテインメント
- 発売日: 2009/11/18
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不変の我
立花さんやゆっくすさん、タニケンさんと長時間話したが自分の芸術観、労働観、人生観は全く変らなかった。日々働き、休日には簿記等資格の勉強をし、通勤の合間に音楽を聴きながら読書し、夜にはピアノを奏でる、そういう生活設計を変えようとは些かも思わぬ。音楽や文学、哲学で食っていけると思わないし食えると思うのが間違いだろう。ただ単に、営んでいけばいいのだ。報いがあろうとなかろうと、日々やれることをやっていればいいのだ。それ以外出来ぬし、出来る事を出来る範囲でやればそれでいいのである。無理な目標設定をしない事。
だが僕は、哲学者・音楽家・文学者をライヴァルと看做している。それは僕の傲慢不遜だろうか。そうかもしれぬ。
例えば上原ひろみにせよ、僕の技量が彼女に追いつく日が永遠に来ないのは分かっているが、それでもライヴァルだと思っている。スガダイローにしても、そう。文学で言えば三島由紀夫にしてもそうである。理想が高過ぎるのかもしれぬ。プライド高杉かも知れぬ。だが、実際はそれ程でもない。自分がそんなに偉いとは思っていない。僕はありふれている。
皮肉な事に、僕が無職で「惰民で悪いか?」などを公表していた頃は一定の評価を得ていたのに、日々黙々と勤勉に労働するようになると逆に評価は下がる。何故なら世の中の人の九割九分がそうやっているからで、別に特異でも独特でも何でもないからである。働く僕は凡庸・平凡である。その事を自覚してもいる。労働する自分は取り替え可能な者でなければならぬ。そうでなければ労働が回らぬであろう。自分の one and only な営みは賃労働の「後」、生活の余白で書き込まれねばならぬ。その事はよく承知している。