今日も労働、明日明後日と連休

レイ・ブライアント・トリオ』→テディ・ウィルソン『ミスター・ウィルソン』。
三島由紀夫鏡子の家』p175迄読了。

レイ・ブライアントは基本的にファンキーなピアノだと思うが、この盤ではそれをぐっと抑え、リリシズムに徹しているのが良い。ファンキーなブライアントも良いが、リリカルな彼は素敵。レイ・ブライアントのアイドルがアート・テイタムテディ・ウィルソンであったとライナーノーツで読み、テディ・ウィルソンを聴いてみる。うん。良いね。
三島由紀夫鏡子の家』の世界に嵌ってきた。これ程虚無的な小説も無いように思う。
田中西二郎という人が解説を書いていて、E・G・サイデンステッカーの「作中人物たちのシニシズムと暴力は、青っぽく空虚なものに見え」てくると非難したのに反論しているが、僕はサイデンステッカーが正しいと思う。だが、それが作品の価値を増しこそすれ減じてはいないと思う。
一つの時代精神の記録ですよ、これは。

ハンク・モブレー・クインテット

DMMで借りた物。

ハンク・モブレー・クインテット+2

ハンク・モブレー・クインテット+2