いいピアノだ。
- アーティスト: 太田寛二,オットー・ハーバック
- 出版社/メーカー: What’s New Records
- 発売日: 2002/12/18
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
賃労働六日目
まず昨晩の不安発作云々について触れておけば、「案ずるより生むが易し」であった。昨晩の煩悶が嘘のように、今日は元気で快活に一日働いた。怒羅衛門(どらえもん)さんがおっしゃった通り、労働が日常になりつつある。このまま今の職場に定着できそうな模様である。二ヶ月の試用期間の後クビにならなければ。が、前も何度か書いたが、仮にクビになってもハローワークに書類を出すなど用意周到に生活設計はしてあるので、大丈夫である。
今日の日記、超人エッセイ第四弾「アクメ」として極めて楽天的な文章を綴ろうと思っていたのだが、職場では元気だったものの、帰りの電車の中で少し疲労感を感じた。一日朝から晩まで働いたのだから、当然のことだが。だから、まずそのことを書こうと思う。足腰が少し痛み、それと右肩が痛む。昨晩の神経症性の痛みとは明白に異なる、複雑骨折の後遺症の痛みである。それと少し眠い。
私は、職場では明朗快活、陽気、元気全開なのである。だからもし、職場の人が私が自宅では暗い日記を綴っていることを知ったら、イメージの落差に驚くかもしれない。が、職場で暗くしているわけにもいかないし、元気に挨拶もせねばならず、やる気も見せねばならないから、しょうがないのである。
今思い出したが、会社の上司のTさんに、「ニート」「スローワーク」で検索すると会社のことをネタにした2ちゃんねるスレッド(過去ログ倉庫に収納)がヒットするという話をしたら、Tさんは、「何が書いてあるの」と興味を示してきた。読んでないので正直に読んでないと伝え、今晩読んでおくと答えておいた。
さて、今日、働きながら、生命力・活動力の充溢を感じていた。これは2ちゃんねる向けの見栄や虚勢ではない。実際、働きながら、力の発現を感じたのである。しかし、それも当然のことだ。何故なら私は33歳、働き盛りではないか。
で、「アクメ」という言葉に思い至ったのである。古代ギリシアでは、例えば哲学者や政治家などが活躍した時期を、その人の生年や没年とは別に、最も活動的だったと考えられる時期、「盛年」で表す習慣があった。それがアクメである。例えばパルメニデスのアクメは何年であった、とかいうふうに使う。そして、私は、33歳の今が「アクメ」=盛年なのではないか、と考えたのである。
そしていつものように、唯我独尊流自称超人──と始めようと思ったのだが、自称超人の仕事が時給850円の単純作業とは笑える話だとしか思えぬ。しかし私は、今の仕事に本気で満足し、これを長く継続したいと願っているのである。2ちゃんねるに、攝津は借金を作って最底辺の仕事に行った、みたいな誹謗が書いてあったが、私はそういう事実を否定しない。私が労働を決意したのは借金の支払いのためだ。だが、「最底辺」の仕事とは思わぬ。職業に貴賎なし。また、「芸音音楽アカデミー代表」というお偉い立場から単なるしがないアルバイトへの下降・転落を堕落と呼ぶ人がいるなら、私は喜んで幾らでも堕落したい。
今の職場はスローワークを謳っており、一日六時間・週三日から可能であった。しかし、週五日・一日八時間、つまり週40時間(労働基準法が定める労働時間)労働を選んだのは、単純に金銭が動機である。つまりこれまでの倍働けば、倍の月収が期待できる。これまで7万円が最高であったのが、14万円、交通費も含めれば15万円近くの収入になることが期待できる。体調を崩さず休まず通えれば、の話だが。そして仮にそれだけの収入が確保できれば、借金返済ができるのは勿論、攝津家は安泰である。私の生きる目的は、老いた両親が幸福な生を送ること、これ以外にない。私は、これまで33年間も育ててくれた恩義を返したいのである。親父の仕事がなくなっても、攝津家の経済生活が安定すること、それが一番の親孝行である。そして私はそれがしたい。極めてエゴイスティックに、それがしたい。そのために、あかねも辞めたのである。
話は変わるが、今日は歌いながら仕事をした。歌ったのは、
- ソーラン節
- 粋な別れ
- マイ・ファニー・ヴァレンタイン
であった。今日は楽しく働けた。毎日そうだといいのだが。そのためには、体調管理と服薬をきちんとすることが第一である。
いろいろ書きたいこともあるが、一日八時間肉体労働で拘束されその間パソコンに向かえないのでは、月産1000枚は物理的に不可能である。なので、できる限り多くを書くことしかできない。
↓行き帰り聴いていた。有名な「テイク・ファイヴ」の初演が入っていることで有名だが、途中長いドラム・ソロがあるのでそこで躓く人が多いという(笑)。
- アーティスト: デイヴ・ブルーベック,ポール・デスモンド,ジーン・ライト,ジョー・モレロ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 2000/11/22
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 33回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
↓「チュニジアの夜」のブレイクを取り入れた──このアレンジは他でもやってる人いたが思い出せない──歌入りの「イエスタデイズ」が最高。全体に渋く通向けのピアノである。
- アーティスト: 太田寛二,オットー・ハーバック
- 出版社/メーカー: What’s New Records
- 発売日: 2002/12/18
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
告知
●番組名:攝津正の音楽彷徨
●番組のURL: http://tds.radilog.net/
●パーソナリティ名:攝津正
●放送開始日時、予定放送時間:9/9(火)22:00-23:00
●本日の放送内容:ピアノ・三味線・ウクレレ演奏とお喋りします。
気楽に聴いてね!
●メッセージ募集要項など:お好きな話題を持ち寄ってください。
●らじろぐチャット以外の掲示板があれば、そのURL:
http://9118.teacup.com/femmelets/bbs
http://chat1.net4u.jp/chat/mkframe.cgi?z=Linda