終焉?

柄谷行人のエッセイを読んで、今後に世界的に資本主義が終わることなどあり得るのだろうか、と思いを巡らす。但し二十世紀には、いわゆる「革命」という具体的なヴィジョンなりイメージがあったのに対し、二十一世紀の今日は、それが消滅していると感じる。国家と資本が行き詰まるとしても、それに取って代わるようなものがあるとは思えない。アソシエーションとか言ったって、まだ未成熟なのは誰の目にも明らかだろう。
ただ、世界経済の危機が深刻だという話は本当らしい。NHKニュースで現在の世界的な経済危機をリーマン・ショックと比較して、リーマン・ショックでは各国政府が財政出動することができたが、今はもうその体力もないのだと解説されていたが、仮にそうなのだとすると、今後暫くの間、世界大の規模で経済的混乱が続くことになるだろう。
The Cannonball Adderley Quintet In San Francisco Featuring Nat Adderley Recorded Live At The Jazz Workshopを聴いている。

キャノンボール・アダレイ・イン・サンフランシスコ+1

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