性について頭の中を整理する。

怒羅衛門(どらえもん)さんの日記へのコメントがきっかけで、性について考えていることを整理しておこうと思った。
まず、脳などによってどこまで生物学的に決定されているのかは、まだわからないということ。それについては、「ブレンダと呼ばれた少年」でググっていただければわかるかと。
性別、性指向などどこまで、生物学的に決定されていて、どこからが文化の領域なのか、は判然としない。ただ、漸進的に科学的探求は進んでいる。
議論としては、本質主義構成主義との対立、というかたちで進んでいるが、実際は双方の要素が複合して性現象(セクシュアリティ)が出来上がっているのではないか。

もし望むのなら、誰でもトランスジェンダーになれる、というひびのまことさん(id:hippie)の主張について。
私は、トランス失敗組である。NAM解散後、「リンダちゃん」として女装して活動していたが、結局加齢と共に自らの「男性」性を否定できなくなった。越境失敗である。意志が弱かったのかもしれないが、自己決定、選択の問題だけではないようにも感じた。
同性愛者としても適応に失敗している。二丁目恐怖症。貧乏。内面化された同性愛嫌悪。などがある。カミングアウトも失敗している。
とりあえず、一旦ここで送る。