社会学

社会学入門

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/06/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 18人 クリック: 224回この商品を含むブログ (121件) を見る

山之内靖『マックス・ヴェーバー入門』(岩波新書)

山之内靖のヴェーバー読解の特異なところは、ヴェーバーをニーチェに引き付け、キリスト教的プロテスタント的倫理の擁護者としてではなく、キリスト教倫理への、さらにいえば近代総体への批判者として描き出そうとしているところだ。つまり近代化の思想家か…

フーコーとヴェーバー

中山元さんという在野の哲学者の方がおられるんですが、彼が『賢者と羊飼い フーコーとパレーシア』という分厚い研究書を出しています。 晩年のフーコーの『性の歴史』を解説した本なんですが、もともと『性の歴史』は、古代から中世、近世、近代までずっと…

奥泉光、柄谷行人、マックス・ヴェーバー

http://8241.teacup.com/unamas/bbs? 『群像』で柄谷行人、奥泉光(最近『シューマンの指』を刊行した)、島田雅彦の鼎談があり、奥泉は大学(大学院?)でマックス・ヴェーバーを専攻したが、一生これを読み続けないといけないのかと思って嫌になってやめた…

マックス・ヴェーバー

私は、マックス・ヴェーバーに無知ですが、神沢敦子さんの日記(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1613324201&owner_id=86025)に付された「ファシスト」ガイスト@千坂恭二さんのコメントには興味を惹かれました。以下にコメントの全文を転載します。 社会学…

ガブリエル・タルドの近代日本評

三〇年前なら、「人種の差異は相互的な借用を不可能にする」という考えを強く支持する論拠として、日本や中国といった極東の諸民族がヨーロッパ文化全体に防壁を張り巡らせた事実を挙げることができたかもしれない。たしかに日本人は顔も輪郭も体格もわれわ…

ガブリエル・タルド / 模倣の法則

模倣の法則作者: ガブリエルタルド,Jean‐Gabriel Tarde,池田祥英,村澤真保呂出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/09メディア: 単行本 クリック: 30回この商品を含むブログ (27件) を見る読み易いとは言えないし、個々の論旨、特に日本についての記述…